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石油から電気への転換期


原油の枯渇問題

自動車産業は2つの大きな問題を抱えています。それは、地球温暖化と石油の枯渇問題です。
まず、石油の枯渇問題について、これまで、石油資源に依存した我々の生活は、今後一体どうなるのでしょうか?
2006年の確認可採埋蔵量は、1兆2000億バレルです。これは従来型の液状化の石油のことで、年間生産量は、300億バレルですから、2010年からおそよ35年で枯渇することになります。
すでに、2兆2000億バレルあった埋蔵量の半分弱は使ってしまったことになります。さらに埋蔵量の4分の1になると、採掘がさらに困難になり、残りの35年の半分の17.5年後には、満足に石油が供給できなくなり、ガソリンスタンドで満タンにすることは出来なくなってしまいます。
それとは別に、非在来型の石油の埋蔵量は8000億バレルあります。
オイルシェール、オイルサンドといった非在来型で液体状ではない石油なので、
それを液状に抽出するにはエネルギーが必要で、石油、石炭、天然ガスといった化石燃料を使えば、CO2を排出し、更にコストがかかり、原油価格の高騰と地球温暖化に拍車がかかり、本末転倒です。

中東情勢の悪化

日本は中東に80%石油の輸入を依存している。石油依存=中東依存といっても過言ではなく、その中東の情勢悪化が深刻化している。
カダフィ大佐率いるリビア政府軍と反政府軍の内戦が続けば、リビアの原油は一気に跳ね上がり、リビア原油の最大の輸入国であるイタリアは、全消費量の25%をリビア石油に依存しているため、大打撃だ。
さらにサウジアラビア、イランなどに飛び火すれば、スエズ運河、ホルムズ海峡の封鎖も考えられる。そうなると、欧州とアジアの自動車が走れなくなる。
ホルムズ海峡が封鎖され航路が断たれば、我々の生活に壊滅的な打撃を受けることは必至です。

新興国の自動車需要の増加

近年、経済発展著しい、新興国々の自動車の重要が急激に伸びています。現在、
自動車所有台数世界一はアメリカで、2億4100万台で、二位が日本の7600万台です。そして中国は09年で6280万台です。これは78年の136万台から46倍に増えています。そして、2020年までには2億台になると見込まれています。
ということは、この20年の間に石油生産量はアメリカ、中国の自動車の石油消費に追いつかないだろうと言われています。
中国の自動車が、米国と同じような走り方をすると、20年には年間7億トンの石油を消費すると考えられる。つまり、世界はこれまでよりも7億トン多く石油を生産しなければならず、これは世界の石油生産量を18%も増大させなければならないことを意味している。石油の枯渇に更に拍車をかけることになるでしょう。

石油依存からの脱却

このように石油は、経済や紛争、自然災害などに直接影響しやすいのです。
そして現在、石油に替わる次世代のエネルギーに注目が集められており、自動車産業も、従来のガソリン車から、次世代自動車のシフトへの後押しになっております。

そして今、もっとも有力視されているが、電気自動車(EVカー)です。

電気自動車は、燃料が電気なので、充電電気代は実に、1キロ走行あたり2円です。深夜電力だと深夜に充電すれば1キロ走行あたり1円です。
東京→大阪間をたった600円で行けます。
ということで、電気自動車は上記の燃料問題を一気に解決してくれます。
時代は電気自動車に向かっている。それは原油価格の高騰ばかりか、自動車は石油をがぶ飲みするがゆえに、いまや世界の政治を不安定に陥れている元凶でもあるからだ。脱石油とは、脱中東でもあり、それは世界の安定にとってたいへんに好ましいはずである。

環境事業の取組み

近年、世界的に環境問題をテーマに見直され、国を上げて動き出しました。
各国のCO2排出量規制に関して、EUや日本だけではなく、米国も、オーストラリアも、カナダも、そして中国も同時にCO2排出量規制を強めています。
現在、160gCO2/kmよりも厳しい規制を実施しているのは、日本とEUだけですが、例えばオーストラリアは2015年には160gCO2/kmよりも厳しくなるでしょう。(※図解)中国は数年でEUと同じ90gCO2/kmに達成すると言われます。
カナダはもっと急激に進み、2015年には世界一厳しい規制を実施するかもしれません。
自動車メーカーの電気自動車の取り組みは、様々で、熱心なメーカーとそうでないメーカーがあります。
国内では、三菱、日産は積極的です。ヨーロッパでは、ダイムラー、BMW、VW、アウディーとドイツメーカーは積極的で、フランスも、ルノー、プジョー、シトロエン、などヨーロッパのほとんどのメーカーも大変積極的です。
逆にアメリカのビッグ3(GM、クライスラー、フォード)は積極的ではありませんでした。なぜならSUVが税制優遇され、燃費の悪さをガソリンの安さで補い、大量に売り上げを上げました。しかし2009年オバマ大統領が就任すると、地球温暖化防止締役国に加盟すると、米国の環境熱が高まりました。
地球温暖化が進むと気温が上昇しますが、レッドゾーンは産業化以前の気温に比べて2℃と言われています。
2℃を超えると、シベリアの凍土が溶け出し凍土の下に蓄えられたCO2が大気に排出され、地球温暖化が進みます。
しかし、現在の地球の平均気温は産業化以前に比べ1.1℃~1.2℃上昇しています。21世紀中に2℃内を抑えなければなりません。

まだまだ高価な電気自動車

国産の電気自動車といえば、三菱のI-mievと日産リーフですが、
I-mievは、459万円(補助金で最大139万円申請可能)リーフは、376万円からで(補助金で実質299万から)
結構高いです。高価な理由は、リチウムイオン電池のコストが高い。
たしかにトータルのランニングコストは低いですが、リチウムイオン電池のコストダウンは当面の課題になりますが、
現状では、新車購入までは踏み切れない・・・・という声は否めません。

しかし、そんなあなたに朗報です。

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2011年5月9日

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